「出る杭」を支える縁の下から、一歩前へ。自発的な行動と発信が引き寄せた信頼 ー2026年度上期Buddy賞受賞者 落合さんインタビュー
ギークスグループでは半期に一度、全社員が参加するギークスアワードにおいて、Buddy賞の授賞式が行われます。
仲間の挑戦や成長を讃え、下期への決意を新たに。2026年度上期ギークスアワードをレポート!
Buddy賞は、ギークスが大切にしている「挑戦・楽しむ・成長・感動」という仕事に臨む姿勢を体現し、行動指針でもある「10の心得」を実践するなど、当該期間に最も活躍したメンバーに贈られる賞です。 社員投票をもとに選出されます。
今回は、2026年度上期Buddy賞を受賞した、経営管理本部 コーポレートデザイン部 情報システムチームの落合さんに話を聞きました。
驚きと焦りが混じったBuddy賞発表

ーBuddy賞、受賞おめでとうございます!ギークスアワード当日、受賞者として名前を読み上げられた瞬間の率直な思いを教えてください(受賞者はアワード当日発表のため、事前には知らされていません)。
私の発表が一番最後だったのですが、本当に全く選ばれると思っていなくて、名前が呼ばれた瞬間は驚きと同時に「それまでの受賞者の皆さんと同じようにちゃんとスピーチしなきゃ!」と一気に焦りました。驚きと焦りが最初に湧き起こったというのが本音です。
ただ、壇上へ歩いていく中で、少しずつ喜びも込み上げてきました。メンバーの皆さんを支える情シス(情報システム)やヘルプデスクといった裏方的な役割を担っていることもあり、普段から成果が目立つポジションではありません。だからこそ、社員投票の結果としてこうして選んでいただけたことが本当にありがたく、段々と嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
ーBuddy賞のトロフィー授与やお祝いコメントは、上長の内野さんからでした。メッセージをどのように感じられましたか。
大勢の皆さんの前で表彰していただく経験があまりなかったこともあり、トロフィーを受け取って「嬉しい!」という気持ちが溢れ出してきたものの、極度の緊張と「次、自分は何を話せばいいんだろう」と頭がいっぱいになってしまっていました。せっかくいただいたメッセージをじっくり受け止めるだけの心の余裕が、正直なかったんです。
しかも、自分のスピーチもパニックのあまりうまく整理できず、一番感謝を伝えたかった内野さんへのお礼を当日壇上で言葉にしてちゃんと伝えきれなかったんです。ですので、この場をお借りして改めて感謝の気持ちを届けさせてください。
私自身、ギークスでのキャリアは派遣社員から始まり、派遣期間の1年と正社員になってからの1年で、合計2年ほどが経ちました。前職でSESのITエンジニア経験はあったものの、社内情シスの業務自体は初心者からのスタートだったんです。そんな私が今回こうしてBuddy賞を受賞できたのは、間違いなく内野さんが築いてくださった強固な業務の土台があったからこそですし、いつも温かく導き、支えてくださる内野さんには本当に感謝しかありません。

ー壇上では余裕がなかったというお話ではありますが、当日の受賞者スピーチでは「部門の垣根を超えた取り組みを進めていきたい」という目標について語られていたのが印象的でした。スピーチでお話しされた内容について改めて教えてください。
本当に何の準備もしていなかったので、まずは自己紹介から始めました。普段はPCトラブルの対応や端末交換といったヘルプデスクを通じて、様々なメンバーの皆さんと関わる機会が多いのですが、チャットでのやりとりも多いので、顔と名前を一致していただけると嬉しいなと思いました。
バックオフィスと事業部とではどうしても業務領域が分かれているため、日々の業務の中で直接深く関わる機会が限られていました。ただ、全社的にAI活用を推進するプロジェクトが動き出していますし、そういった機会をきっかけに、情シスという立場から事業部の皆さんともっと積極的にコミュニケーションを取り、部門の垣根を越えて業務改善や新たな挑戦を一緒に進めていきたい、という決意をお話しさせていただきました。
ー今回のBuddy賞受賞は、どのような動きや姿勢が評価されたと感じていますか。
正直なところ、自分自身ではあまりピンときていないというのが本音です。何か特別な派手な成果を出したというよりは、定常業務の積み重ねを見ていただけたのかなと思っています。日々のサポートを地道に続けてきた部分を評価していただけたのは嬉しかったですね。
また、経営管理本部内でいえば、AI活用を推進する中で、新しい技術や便利なTipsを積極的に発信する動きも評価していただけたのかなと感じています。「指示されたからやる」のではなく、自分が触って良いと思った知識を自発的に発信できるようになった点は、自分自身の変化としても大きかったです。
怒涛の上期に見出した「AI活用」と「現場との対話」

ー落合さんにとって、2026年度上期はどのような半年間でしたか。
一言で言うと、本当に「怒涛の上期」でしたね。
PCのキッティングやトラブル対応といったこれまでの定常業務をしっかりとこなす一方で、全社的なAI活用の動きの中で「情シスとして何ができるのか、どう先導していくべきか」という、自分たちの介在価値を常に考えさせられる半年間でした。
AIの進化スピードが目まぐるしく、毎日のように新しい情報やツールが出てきます。それらを自らキャッチアップして検証し、社内や管理部門内へ発信していくというサイクルを繰り返していました。ただ、情シスとしては「便利だからどんどん使おう」と推進するだけではいけません。セキュリティやリスク管理の観点からルールを整えたり、現場に注意喚起をしたりといった「守り」の面も重要になります。
情シスの役割を考えれば、ギークスの社員全員が当たり前に、かつ安全にAIを使いこなせる体制や状態を作っていく必要があります。とはいえ、事業部や職種によって業務内容もAIの使い方もそれぞれ異なるので、まずは自分たち自身が業務効率化を体現しつつ、その先にある「どうすれば全社員がもっと使いやすく、業務に活かせるようになるか」を模索し、検証を重ね続けた半年間でした。
ーこの半期の中で、特に印象に残っているエピソードや取り組みを教えてください。
情シスの業務はチャットでの対応ややりとりが中心になりがちなので、私はヘルプデスクの窓口や端末対応の機会を「事業部の方々と直接お話しできる絶好のきっかけ」と捉えて動くようにしていました。対応の合間に「最近、業務でどんなふうにAIを使っていますか?」「どんなプロジェクトを進めているんですか?」と雑談を交えて伺ってみたり、時には事業部のフロアへ直接足を運んで現場のリアルな活用状況を聞きに行ったりしたんです。
普段は別々のフロアや部門で働いていて接点が少ないからこそ、自ら現場に飛び込んで対話できたことはとても新鮮でしたし、情シスとして今後どんなサポートができるかを考える上でも、良い経験になりました。特にIT人材事業本部ではAI利活用のプロジェクトやAIコンテストなどが進められているので、AIを使う側としてもいい刺激になりました。
ーAIの検証や活用方法の発信も行う落合さんですが、日頃「AIの活用」についてどのような考えを持たれていますか。
少し踏み込んだ話になりますが、「AIを使って何をするか」という本質的な部分にはこだわりを持っています。例えば「AIに質問して回答をもらう」という使い方は効率化の一歩ですし大切なことですが、「それだけで本当にAIを使いこなしていると言えるのだろうか?」と疑問に思う部分もあるんです。
私にとってAIは「自分の分身」であり「工数を増やしてくれるもう一人のパートナー」だと思っています。AIに任せられる作業は割り振って、人がより創造的な仕事に向き合える時間を生み出すことこそが、本来のAI活用だと考えているからです。
現場と管理部門とでは業務内容が異なるので、AIの活用の仕方が違ってくるのは当たり前ですが、お互いの情報交換や連携がより深くなれば、もっと効率的な活用方法が見つかったり、より良い環境構築ができたりするのではないかと感じられるようになりました。受け身で待つのではなく、こちらから動いて、現場のことを深く知り、場合に応じて提案していければいいなと思っています。
10の心得「出る杭を讃える」だけでなく、出る杭を支える存在に

ーここからは落合さんご自身のことについて伺いたいと思います。Buddy賞インタビューでは恒例となっている、好きな「10の心得」を教えてください。
好きな10の心得は「出る杭を讃える」です。
ただ、私の場合は「自分自身が出る杭になって前へ出ていく」という意味ではなく、「出る杭を支える側でありたい」という思いからこの言葉が好きなんです。新しいことに挑戦したり、事業の最前線で成果を出そうと突き進んだりする「出る杭」の皆さんが、PCトラブルやIT環境の不具合で立ち止まってしまうのはもったいないので「讃え、支えられる」存在でありたいなと思います。
また、この上期を通じて自分に合っているなと実感したのが「変化を楽しむ」です。
目まぐるしく進化するAIの情報をキャッチアップしては検証し、また新しい技術が出てきては試していくという繰り返しでしたが、「次はどんなことができるようになるんだろう?」とワクワクしている自分がいたんです。変化を面白がれている自分に気づき、今はこの心得も好きですね。
ー「10の心得」以外で、落合さんが大切にしているスタンスなどはありますか。
「縁の下の力持ち」であり続けることです。
性格的にも表立って前に出ていくタイプではなく、どちらかといえば誰かを後ろから支えたり、挑戦を後押ししたりすることに喜びを感じる性格なんです。「バックオフィスや情シスの仕事が向いているな」と思ったのも、そういった部分がきっかけでした。
メンバーの皆さんが、目の前の仕事に集中して「当たり前に成果を出せる環境」を整え、その土台を支える存在でありたいと思っています。
ー入社からの歩みを振り返って、ご自身の中で成長を感じる部分を教えてください。
成長を感じる部分としては「自発的に発信できるようになったこと」ですね。この上期、経営管理本部でAI活用を推進していく中で、新しい技術やスキル、便利なTipsを自発的に本部内に共有するようになりました。
普段からYouTubeなどで最新のAIスキルや活用事例の動画をチェックしているのですが、最初は自分でインプットして、検証して満足していた部分があるんです。ただ、そこで留めてしまうと自分たちだけのノウハウになってしまいますし、「みんなの業務に役立ちそうだ」と思ったものは、しっかり自分で検証した上で、積極的に本部内へ展開するようになりました。
周囲に共有することでみんなの役にも立ちますし、自分自身の検証や勉強にもなるので、まさに「一石二鳥」だなと感じています。
ー自発的な発信という大きな変化があった一方で、これから向き合っていきたい「課題」や「伸びしろ」をどのように捉えていますか。
これまではヘルプデスクとしての関わり方が多かったので、「相談が来たら対応する」というリアクション型の姿勢が中心でした。「相談を待つ」のではなく、現場の皆さんを含めて、メンバー全体が日々の業務で何に困っているのか、どんなところでつまずいているのかを、こちらからもっと把握しにいけるように、もう一歩前に出られるようになりたいですね。
ー最後に、下期に向けた意気込みや今後の目標を教えてください。
まずはAI活用について、情シスの業務効率化だけで終わらせず、他部署の業務にも広く展開できるような仕組みを作っていきたいです。事業部の皆さんともっと連携し、スピーチでもお話ししたような「部門の垣根を越えた活動」を進めていきたいと思っています。
そしてもう一つ、私たちの役割として避けて通れないのが「セキュリティ対策」です。昨今、社外からの不正アクセスやサイバー攻撃のニュースも多く、決して他人事ではありません。例えば、巧妙化するフィッシングメールへの注意喚起や周知も情シスの大切な役割です。
これまではセキュリティに関する業務の多くを内野さんに頼りっぱなしでしたが、定常業務を一人で回せるようになってきた今、セキュリティ領域で私が貢献できることを広げていきたいです。まだ「ここまでできます」と胸を張れるレベルには至っていませんが、社員の皆さんが安心して働ける安全な環境を守るために、攻めのAI活用と守りのセキュリティの両面から、情シスとしてさらに頼もしい存在になれるよう成長できればと思います。
ーありがとうございました!

ヘルプデスクをはじめとした情シスとしての業務を確実に全うしながらも、日々更新されるAIのニュースをインプットし、情報を発信し続けた落合さん。「縁の下の力持ちでありたい」と語る控えめな姿勢の奥には、挑戦するメンバーそれぞれを支えたいという熱い想いと、変化を前向きに楽しむ好奇心が息づいていました。
受け身になりがちなサポート業務から、自発的な提案と伴走へ。部門の垣根を越えて挑戦しようとする落合さんのこれからの活躍を楽しみにしています。
改めまして、2026年度上期Buddy賞の受賞、本当におめでとうございます!